ドラッカー「産業人の未来」
2008年09月29日
経営書のバイブル、P.F.ドラッカーから一冊。
「産業人の未来」。1942年、第二次世界大戦の最中(さなか)に書かれた本です。
しかしどういうわけだか、「今の我々」への学びの書として、最適な書のひとつとして推薦します。
時代を感じさせるのは、物理的に「自由が奪われている」という前提で書かれている点です。
というのは、現代を生きる日本人の私たちは、経済的なハードルさえ越えれば(これはこれで大きな問題ですが)、自分の「自由」は「確保できる」という、とりあえずの状況があります。
さて、この本の最後の一行がこの一文。
「労働者と経営陣、生産者と消費者が戦争に勝つという目的で結ばれているいまこそ、これを始めなければならない。」
当時は「軍事支配の末期」でしたが、いまは実は「金融支配の末期」だと整理することができます。
「金融支配」の時代に変わる次のステージ=ステージ3は、原点回帰、「地に足のついた営みの世界」だと予測しています。
働いて、食べる、ところから始まり、そして一気に「精神の昇華」へと至る。
21世紀が始まった2001年から今日の2010年のたった10年で、周囲の景色はずいぶんと変わりました。
この「スピード感」の加速は、まだまだエスカレートすることでしょう。
2010年から2020年は、私たちの「想定を超える変化」が、まちがいなく待ち受けています。
ステージ3への道は、ピュアな「カラダ」への回帰から始まります。
「呼吸」と「食事」へ意識を傾けることが、健全なカラダづくりの土台です。
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